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2025年 共通テスト「歴史総合」「世界史探究」「日本史探究」対策ガイド|出題傾向と学習法の徹底解説

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大学入学共通テストの「歴史総合」「世界史探究」「日本史探究」では、従来の知識暗記型とは異なり、資料の分析力やテーマ理解がより一層重視されるようになりました。

特に、2025年から導入される新科目「歴史総合」では、日本と世界の歴史が統合された形式で、横断的な視点から出題されると予想されます。

ここでは、「歴史総合」の出題が予想されるテーマやポイント、効果的な対策方法について詳しく解説し、合格へ向けた学習法を具体的にご紹介します

 

目次

2025年 共通テスト「歴史総合」「世界史探究」「日本史探究」対策ガイド|出題傾向と学習法の徹底解説

共通テスト「歴史総合」の出題傾向と注目テーマ

「歴史総合」は、従来の日本史や世界史とは異なり、日本と世界の歴史を関連付けて学び、時代や地域を超えた影響の理解を深めることを目的としています。

2025年の共通テストでは、特に近現代の歴史や資料の読み取り力、さらに多角的な視点での分析が求められると予測されます。

 

出題が予想される「テーマ7選」

ここでは、「歴史総合」の対策として特に重点を置くべき7つのテーマについて解説します。これらのテーマは、現代の社会問題や世界とのつながりを意識した学習が求められるため、事前にしっかりと理解しておきましょう。


❶日本と世界の近代化と国際関係の形成

    • 重要ポイント:19世紀以降の日本と欧米諸国の近代化の過程や、日本が国際社会での地位を確立するまでの外交政策。
    • 対策方法:明治維新や日清・日露戦争、不平等条約の改正過程を通じて、日本が国際的にどのように地位を確立したかを理解します。日本の近代化が西洋の影響をどのように受け、また世界各国とどう関わったかが問われやすいポイントです。

❷戦争と平和:20世紀の国際関係

    • 重要ポイント:第一次、第二次世界大戦の影響と戦後の国際秩序再編。
    • 対策方法:「ヴェルサイユ体制」や「国際連合」設立、「冷戦構造」「非同盟運動」など、戦後の国際関係の変遷を重視しましょう。戦争が各国間の対立や協力にどう影響を与えたかを理解し、冷戦期の代理戦争と地域紛争の広がりも確認しておきます。

❸市民革命と近代社会の成立

    • 重要ポイント:フランス革命やアメリカ独立戦争を通じて民主的価値観が広がった背景。
    • 対策方法:「人権宣言」や「立憲主義」など、革命の思想が後の国際社会に与えた影響を理解し、産業革命後の社会問題と各国での改革の流れを押さえましょう。

❹植民地支配と独立運動

    • 重要ポイント:「帝国主義」とそれに伴う植民地支配の影響と独立運動の流れ。
    • 対策方法:植民地化がもたらした影響を具体例で押さえます。インド独立運動やアフリカ諸国の民族運動など、欧米諸国への反発がどのように高まったかを理解することが重要です。

❺東西冷戦と非同盟運動

    • 重要ポイント:第二次世界大戦後の東西冷戦構造と第三世界諸国の動向。
    • 対策方法:冷戦下の「ベトナム戦争」「朝鮮戦争」などの代理戦争や、非同盟諸国が自主的な外交路線を模索した背景をしっかり理解しておきましょう。

❻現代のグローバル化と国際課題

    • 重要ポイント:「SDGs」や国際協力の取り組み、環境問題や人権問題への国際社会の対応。
    • 対策方法:経済成長の一方で発生した貧困問題、気候変動による影響や人権問題など、グローバルな課題について考察する力が求められます。資料集などを使い、各課題がどのように国際社会で共有されているかを確認しておきましょう。

❼日本と世界の経済発展と相互依存

    • 重要ポイント:日本の高度経済成長とその影響がアジアや世界各国にもたらした変化。
    • 対策方法:戦後の日本経済がアジアや世界経済とどう関わり、経済危機への対応がどのように行われたか、オイルショックの影響なども併せて理解しておくと良いでしょう。

 

「歴史総合」で効果的な学習方法

「歴史総合」では、記述内容を暗記するだけではなく、時代背景や世界とのつながりを自分の中でしっかり理解することが得点に直結します。以下に、効果的な学習方法をいくつかご紹介します。


  1. 年表と地図を活用する

    • 学習ポイント:歴史的な出来事を年表や地図で可視化することで、時代の流れや各国の動きを視覚的に捉えることができます。特に日本と他国との国際関係を時系列で整理しておくと、記憶に定着しやすくなります。
  2. 近現代のキーワード整理

    • 学習ポイント:「国際連盟」「冷戦」「日米安全保障条約」など、重要な用語とその背景を合わせて理解します。用語の背景を意識しながら学習することで、複雑な歴史の流れが整理されやすくなります。
  3. 多角的な視点を養う

    • 学習ポイント:現代のニュースや社会問題と歴史的背景を関連付けて考えると、問題への理解が深まりやすくなります。例えば、現代の環境問題について学習する際に、産業革命後の社会変化との関連を考えると、内容がより理解しやすくなります。

 

「世界史探究」の出題傾向とテーマ別対策

「世界史探究」では、歴史の流れや各時代の社会変化を通じ、現代にも影響を及ぼす重要な転換点や相互作用を理解することが求められます。以下では、具体的な対策方法を交えて主要なテーマを解説します。


❶産業革命と社会変革

    • 重要ポイント:18世紀イギリスで始まった産業革命は、資本主義の確立、労働運動の発展、マルクス主義の登場といった歴史的な変化をもたらしました。
    • 対策方法:産業革命の「始まりから波及まで」の流れを整理しましょう。
      • まず、産業革命の背景として、イギリスの社会構造、経済基盤、技術革新の要素を押さえます。次に、「資本主義の確立」では、生産力の向上がもたらした社会階層の変化(資本家と労働者の区分)についてまとめます。
      • 労働運動の発展とマルクス主義の登場に関しては、労働環境の問題(低賃金・長時間労働)と、マルクスがどのように資本主義を批判し、共産主義を提唱したかに注目しながら整理しましょう。
      • 教科書だけでなく、産業革命後の社会情勢を扱った映画や文献なども参考に、資本主義の課題と労働者の視点を深掘りするのも効果的です。

❷帝国主義と植民地支配

    • 重要ポイント:欧米諸国が植民地支配によって現地社会へ与えた影響と、それに対する各地の反発や独立運動。
    • 対策方法:植民地支配の目的と現地社会への影響、そして独立運動の流れを整理します。
      • まず、帝国主義の背景として、経済的な理由(資源獲得や市場拡大)や民族的優越思想(社会進化論など)を確認しましょう。
      • インドやアフリカ諸国を例に、植民地政策が社会・経済構造にどう影響を及ぼしたかを事例ごとに掘り下げます。例えば、インドでは植民地の茶産業支配、アフリカでは鉱山産業の搾取などが挙げられます。
      • 反発と独立運動については、インド独立運動のガンディーの非暴力運動や、アフリカでの反植民地活動など、具体的な運動やリーダーの思想・戦略に注目しましょう。これにより、独立運動が広がる流れとそれが国際社会に及ぼした影響をより理解できます。

❸二度の世界大戦と国際秩序の再編

    • 重要ポイント:第一次・第二次世界大戦の原因と経過、戦後の国際秩序(ヴェルサイユ体制、国際連盟、国際連合など)の変化。
    • 対策方法:両大戦の原因から戦後体制構築までを流れに沿って整理します。
      • 第一次世界大戦の原因としては、列強諸国の対立やバルカン半島での民族問題を押さえ、次に戦後の「ヴェルサイユ体制」がもたらした影響(ドイツの賠償問題など)を把握します。
      • 第二次世界大戦後は、「国際連合」の設立や冷戦構造の開始に注目し、戦争が世界の政治・経済秩序に与えた影響を理解しましょう。
      • 加えて、「冷戦の要因や国際秩序の再編成」を確認し、特に東西対立の起点や両大戦を通じての変化に関心を持つことで理解が深まります。

❹冷戦と東西の分断

    • 重要ポイント:冷戦時代の国際構造、代理戦争(朝鮮戦争、ベトナム戦争、キューバ危機など)、非同盟運動の展開。
    • 対策方法:冷戦期の東西陣営による対立と、それが他地域に及ぼした影響を中心に整理します。
      • 冷戦の具体的な構造として、東側(ソ連)と西側(アメリカ)の勢力争いを把握しましょう。特に朝鮮戦争、ベトナム戦争、キューバ危機といった代理戦争の経緯や結果を押さえます。
      • また、非同盟運動について、インドのネルーやエジプトのナセルらがどのような立場をとったかを理解し、冷戦下での第三世界諸国の独自の外交戦略に注目します。
      • 映画やドキュメンタリーも活用し、当時の雰囲気や一般市民の生活に冷戦がどのように影響したかを実感すると、理解が一層深まります。

❺フランス革命と市民社会の成立

    • 重要ポイント:フランス革命が近代民主主義や人権思想に与えた影響。
    • 対策方法:「人権宣言」や「国民議会の成立」について学び、市民社会の発展を考察します。
      • フランス革命の原因として、旧体制の不平等や財政危機、啓蒙思想の広がりを確認し、「自由」「平等」の理念がどのように生まれたかを把握します。
      • 人権宣言の意義について、「人民主権」の考え方や市民の権利がいかに拡大したか、またこれがアメリカ独立運動など他国の民主化運動にどう波及したかも調べておきましょう。
      • 具体例として、ルソーの『社会契約論』などの影響も確認すると、フランス革命が後の政治思想に与えた影響が明確に見えてきます。

❻ローマ帝国の拡大と文化の影響

    • 重要ポイント:ローマ法やインフラ整備がその後の西洋文明に与えた影響。
    • 対策方法:「ローマ法」や「共和政から帝政への変遷」、「キリスト教の発展」などを整理します。
      • ローマの法制度やインフラ(道、下水道、建築など)が、後世のヨーロッパ法や社会制度の基盤となったことを具体的に理解しましょう。
      • キリスト教の拡大も重要な視点で、ローマ帝国によるキリスト教の受容と公認がどのように後世に影響したかを確認します。
      • また、ローマ建築や都市設計がその後の都市計画に与えた影響も学んでおくと、ヨーロッパ文明への影響がより立体的に理解できます。

❼イスラム世界の知的・文化的発展

    • 重要ポイント:数学、医学、天文学などの発展と西洋文明への影響。
    • 対策方法:イスラム文化の学問がヨーロッパへどのように伝播し、後のルネサンスを促進したかを学びます。
      • イスラム世界の学問の特徴として、アラビア数字の導入、幾何学、医学(アヴィセンナなど)を理解し、これらが西洋に伝わり知的発展に寄与した過程を整理します。
      • 十字軍を通じた文化交流についても触れ、イスラムの知識や技術が西欧社会に及ぼした影響を具体例を挙げて把握しましょう。

 

「世界史探究」の学習方法:理解を深めるためのポイント

  1. テーマ別に整理する

    • 学習ポイント:「産業革命」「帝国主義」「冷戦」といったテーマごとに学習を進め、各時代の出来事や因果関係を一連の流れとして理解することで、知識が整理されやすくなります。特に、異なる地域がどのように相互影響を受けてきたかを意識しながら学ぶと、歴史を俯瞰する力が養われます。
  2. 時代ごとの大きな流れを掴む

    • 学習ポイント:各時代の主要な流れや世界的な変化を意識し、「どの国がどのような動きをしていたか」「その時代の国際社会がどのように形成されていたか」を整理しましょう。関連性を持たせながら学ぶと、テーマの理解が深まります。
  3. 資料問題の練習を積む

    • 学習ポイント:教科書や資料集の図表、統計データを使って、史料から背景や状況を読み取る力を養います。特にグラフや地図の情報を活用しながら、その時代の社会情勢や人々の暮らしについて理解を深める練習を積みましょう。

 

「日本史探究」の出題傾向とテーマ別対策

「日本史探究」では、日本の歴史を背景や社会構造と絡めて学ぶことが求められます。特に各時代の変革期や社会的な転換点を理解することが重要です。以下、各テーマの対策方法をより具体的に解説します。


❶明治維新と日本の近代化

    • 重要ポイント:幕藩体制から近代国家への移行に伴う急速な改革とその影響。
    • 対策方法
      • 年代ごとに政策を整理:まず、「廃藩置県」「地租改正」「徴兵令」といった主な改革政策を年代順に並べ、それぞれの政策がどのようにして実現し、社会にどんな影響を与えたのかを押さえます。各改革によって地方や農民の生活がどう変わったかも確認しましょう。
      • 「富国強兵」や「殖産興業」の具体例を学ぶ:富国強兵や殖産興業において行われた軍備強化(軍制改革)や官営模範工場の建設について詳しく学び、これらの政策が日本の工業化や近代化にどう貢献したか理解します。これにより、明治政府の政策が戦後の経済基盤に繋がる流れを把握できます。

❷大正デモクラシーと民主化運動

    • 重要ポイント:普通選挙運動や女性運動、労働運動などの民主化の進展。
    • 対策方法
      • 主な運動の背景と展開を時系列で確認:例えば、「普選運動」が起こった背景や「普通選挙法」の成立過程、「政党政治の発展」に至るまでの政治の流れを把握します。これにより、どのような社会的ニーズや思想の変化が運動を後押ししたのかが理解できます。
      • 運動の影響を戦後の民主化と関連づけて学ぶ:「普通選挙法」や女性運動、労働運動などの成果が戦後の日本の民主化にどのような影響を及ぼしたかをまとめておきましょう。また、民主化運動が具体的に戦後憲法(日本国憲法)の制定や男女平等の保障にどう繋がったかも合わせて確認すると良いです。

❸戦後復興と高度経済成長

    • 重要ポイント:戦後の経済復興政策や冷戦下での日本の立場。
    • 対策方法
      • 重要政策の目的と成果を理解:「日米安全保障条約」や「所得倍増計画」など、経済政策の背景と結果を把握し、どのように経済が成長していったのかを整理します。特に、所得倍増計画が国民の生活にどのような変化をもたらしたかに注目しましょう。
      • 冷戦構造と日本の経済発展の関係:冷戦時代における日本の立場や、アメリカとの同盟関係が経済発展にどのように影響したかを学びます。これには朝鮮戦争時の特需やアメリカ市場への輸出が日本経済に与えた影響も含めて、冷戦と日本経済のつながりを理解しましょう。

❹江戸時代の幕藩体制と鎖国政策

    • 重要ポイント:江戸幕府の封建制度と独自の貿易体制。
    • 対策方法
      • 鎖国体制の目的と実際の交流を学ぶ:江戸幕府が鎖国を行った目的やその実態(オランダ、中国との長崎貿易)を具体的に理解します。特に、鎖国下でも出島を通じて西洋の技術や文化がもたらされた影響を押さえましょう。
      • 社会構造への影響を確認:幕藩体制がどのように社会の安定や独自文化の発展を促したか、身分制度が社会全体の秩序にどのように寄与していたかを把握します。また、農業中心の経済と貨幣経済の成長の関係も確認しておくと、幕藩体制が日本の社会発展に果たした役割が見えてきます。

❺平安貴族文化と文学

    • 重要ポイント:平安貴族の生活様式と和歌や物語文学の発展。
    • 対策方法
      • 平安貴族の生活と文化の特徴を理解:平安時代の貴族がどのような生活を送っていたか、彼らが育んだ文化(和歌、書道、衣装など)の特色を確認します。
      • 文学作品の背景と価値観に注目:「源氏物語」や「枕草子」が当時の貴族の価値観や日常生活を反映している点を理解し、これらが日本の国風文化の形成にどう関わったかを学びましょう。特に、平安文化が後世の日本の文化的アイデンティティの基盤となったことを念頭に置いて学ぶと良いです。

❻鎌倉時代の武士政権と法制度

    • 重要ポイント:武士による初の政権確立とその社会的影響。
    • 対策方法
      • 御成敗式目と御家人制度の意義を学ぶ:「御成敗式目」は武士が初めて定めた法典であり、その内容と武士の価値観を理解しましょう。さらに、「御家人制度」がどのように武士団の結束や生活を支え、鎌倉幕府の安定に寄与したかも確認しておきます。
      • 元寇と防衛体制の変化:元寇を受けて防衛体制がどのように強化され、武士の団結や日本独自の防衛意識がどのように形成されたかを把握します。また、元寇後の経済負担とそれに対する御家人への影響についても確認し、社会構造に与えた影響を理解します。

❼室町時代の戦国大名と文化の発展

    • 重要ポイント:応仁の乱から戦国時代への展開、文化の多様化。
    • 対策方法
      • 分国法と戦国大名の役割:各地の戦国大名が制定した分国法を例に、分権的な統治方法とその目的を学びます。また、戦国大名が地方ごとに独自の文化を発展させた過程も確認します。
      • 文化の多様化と庶民文化の成長:茶道や能、絵画などの発展が社会にどう影響したかを押さえ、特に商人や町人文化が登場し、社会全体がどのように文化的に活性化したかを把握します。茶道や能が日本の精神文化に根付く過程も合わせて学ぶと、室町時代の文化の影響を深く理解できます。

 

「日本史探究」の学習方法:理解を深めるためのポイント

  1. 資料問題に慣れる
  • 学習ポイント:日本史では史料を基にした問題が多いため、資料を使って背景や影響を読み解く練習をしましょう。特に地図や統計データから情報を読み取る力を鍛えることが重要です。具体的には、資料の記載内容がどの時代背景を示しているか、資料からわかる社会の状況がどのように政治や経済に影響しているかを考えると、問題への理解が深まります。
  1. 日本史の流れを時代ごとに整理
    • 学習ポイント:古代から近現代までの主要な出来事を時代の背景とともに理解することで、出来事間の因果関係がつかみやすくなります。特に、明治維新から戦後の高度経済成長期に至るまでの流れは頻出ですので、流れを把握しておくと良いでしょう。
  1. 地図や統計を活用して変遷を理解
    • 学習ポイント:地域や時代ごとの変化を視覚的に理解することで、日本の社会や経済がどう変わってきたかを捉えやすくなります。地図で領地の変遷や、統計データで経済成長や産業の変化を学ぶと、知識が体系的に整理できます。

 

高得点を狙うための「日本史探究」「世界史探究」解答テクニック

共通テストでは、「資料読解力」「消去法」「時間配分」が特に重要です。以下に、実際の問題に対応するための具体的な解答テクニックを解説します。

1. 資料読解力を活かす

  • 手順:資料問題では地図やグラフ、文書などが提示されることが多く、それを背景知識と結びつけて解釈する力が求められます。まず資料を丁寧に読み、どの時代やテーマに関連するかを把握し、背景情報を合わせて考えると解答が導きやすくなります。

2. 消去法を使って正解を導く

  • 手順:選択肢を比較しながら、矛盾や年代不一致などで間違っている選択肢を消去します。例えば、「幕末の開国政策」について問われる問題であれば、時代背景や具体的な国際関係を確認し、幕末の状況にそぐわないものを削除していくと効率的です。

3. 時間配分に注意して解答を進める

  • 手順:大問ごとに時間配分を設定し、6~10分程度を目安に素早く進めると効果的です。40分ほどで全体を解き終え、残り時間で見直しを行うとミスが防げます。特に、配点が高い近現代史の分野には少し多めの時間を配分し、得点力を上げましょう。

日本史探究:消去法の手順例

例1:「近代日本の政治改革」に関する選択問題

  • 具体例:明治時代の「廃藩置県」が問われた場合、年代や内容に合致しない選択肢を消去することで解答を導きやすくなります。
    • 手順:まず明治初期(1871年)の出来事であるため、江戸時代や戦後の内容はすぐに削除できます。また「地方分権化」など、廃藩置県の目的と異なるものも除外することで、正解にたどり着きやすくなります。

例2:「幕末から明治の外交政策」に関する選択問題

  • 具体例:「不平等条約の改正」や「開国政策」が問われた場合、それに関連しない内容を消去し、時期に合致するものだけを残すことで正答を絞り込めます。
    • 手順:「開国」や「条約改正」がキーワードであれば、鎖国政策や江戸時代の対外政策などは即座に消去可能です。条約改正が関係しない選択肢を除外することで、残る選択肢に正解が見つかります。

 

まとめ:共通テスト歴史総合・日本史探究・世界史探究で高得点を取るために

2025年の共通テスト「歴史総合」「世界史探究」「日本史探究」では、各科目で時代を超えた関連性を理解し、資料の読み取りやテーマに沿った思考力が問われます。

単なる暗記に留まらず、時代背景や因果関係を意識した学習が効果的です。

また、実際の問題に近い形式で過去問や模試を繰り返し、スピードと精度を養っておくことが大切です。

「歴史総合 対策」や「歴史総合 問題」を意識した学習方法で、今後の入試に向けた自信をつけ、確実に高得点を狙えるように準備を進めましょう。

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