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小学生国語・物語文 読解のコツ

こんにちは、小学生専門塾ハックツ野々市校の澤です。

今回は、物語文の心情理解を深める方法についてまとめてみました。

国語の物語文で、最も大切なものが、登場人物の気持ちを読みとることです。

なぜ、大切なのかというと、読解問題で、登場人物の気持ちを問われるものがとても多いからです。

そして、主人公や中心人物の気持ちが、物語の主題に関わってきます。

主題は、その物語や小説の中で作者が一番伝えたいことですので、とても大切になります。

ですが、「人の気持ちなんて分かるはずないのに、どうやって分かるんだろう」と、疑問に思っているお子さんは多いのではないでしょうか?

そこで、登場人物の気持ちの読み取り方のポイントをお伝えしたいと思います。

※ 心情とは、「心の中にある思いや感情」です。

 

1.    気持ちを表す言葉から読みとりましょう

登場人物の気持ちを直接表している表現です。

「うれしい」「楽しい」「悲しい」「うらやましい」などです。

 

他にも、「やるせない」「うしろめたい」「胸がおどる」といった言葉があります。

「やるせない」→ 気持ちのやり場がなく、辛いと思う気持ち。

(例) 飼っていた犬がなくなってから、やるせない思いでいる。

 

「胸がおどる」→ 期待や興奮でわくわくする気持ち。

(例) 夏休みに、友だちとUSJに行くことを思うと、胸がおどる。

 

これらの感情を表す言葉を知っていると、書かれた文章から気持ちを読みとることが楽になりますので、ぜひ積極的に覚えておきましょう。

 

2.    言動   (セリフと行動)  から読みとりましょう

登場人物のセリフや行動で、気持ちを間接的に表すものです。

 

(例) 「もう知らない!」と言って、妹は思いきり部屋のドアをしめた。

「もう知らない!」というセリフと、思いきり、という言動から、妹が怒っている、いらだっていることが読みとれます。

 

また、気持ちを表す表現として、覚えておきたい慣用句もあります。

肩をおとす → がっかりしている

くちびるをかむ → 悔しい気持ち

あぜんとする → びっくりして声も出ない様子。

これらの慣用句は、意味が決まっていますので、覚えておくと気持ちの読みとりが楽になります。

 

3.     情景描写から読みとりましょう

登場人物の会話や態度といったような登場人物に関わることとは別に、風景や情景を描写することで人物の気持ちを表すことがあります。

特に、天気などで表現されることが多く、快晴であれば、「すがすがしさ」を表したり、大雨だと「つらさ」を表しています。

 

(例) 雨がしとしと降っている →悲しい気持ち

 

(例) 僕は家を出て通りを歩いた。空には厚い灰色の雲が広がっていた。

→落ちこんでいたり、悲しんでいる気持ち。

 

まとめ

このような気持ちを表すことばや表現から、どれだけ正確に読み取れるかが、物語の読解の1番大きなポイントになります。

文章を読んでいく時には常に気にしながら読んでいくと、登場人物の気持ちが読み取りやすくなります。

ハックツでは、気持ちを表す言葉をしっかり拾えるように、丁寧にお子さんをサポートしてまいります。

一緒に練習を積んで、物語文を得意にしていきましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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