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三角関数の解き方のコツがすぐわかる!個別授業をチラ見せ!【重要問題セレクト数学Ⅱ】

荷川取

今日は『三角方程式の解の個数』の問題をやっていくぞ!
まずは基本から。たとえば、こんな問題があるとする。

2sin⁡2x−sin⁡x−1=0 (0≦x≦2π) の解の個数を求めよ。

この方程式の解の個数を求めたいけど、そのまま眺めていてもどうすればいいか迷うよな。だから、置き換えっていうテクニックを使ってみるぞ!


Step 1: 置き換えをする

まず、この方程式を見てみると、sin⁡ xに関する二次方程式になってるよな。こういうときは、sin⁡ xを別の文字に置き換えると整理しやすくなる。

どうやって置き換えるの?

ここでは sin⁡ x=t と置いてみよう。そうすると、方程式がこうなる。

ほら、これでシンプルな二次方程式になっただろ?


Step 2: 二次方程式を解く

次は、この二次方程式を解くぞ。因数分解できる形だから、こう分けられる。

(2t+1)(t−1)=0

つまり、tの解は次の2つだ。

t=−1/2, t=1

よし!これで解決!

ちょっと待った!!実はまだ終わりじゃない。この t は sin ⁡x を置き換えただけだから、元の三角関数の範囲に収まってるかを確認しないといけないよ。


Step 3: 三角関数の範囲で確認

三角関数 sin x の範囲は覚えてるか?

うーんと、−1≦sin ⁡x≦1 だよね?

そう、それ!で、今回の解 t=−1/2 と t=1 が、この範囲に収まってるかチェックする。

  • t=1:これも範囲内で OK

どっちも問題ないから、次はこれらを満たす x を探していこう。


Step 4: 解の個数を求める

次に、それぞれの t について、sin ⁡x=t が成り立つ角度を数えていくぞ。

ケース1: sin⁡ x=−1/2​

単位円を思い浮かべてみて。まず、sin⁡x=−1/2​ になる角度ってどこだ?

えっと…下半分の 7π/6 と 11π/6​ かな?

その通り!つまり、解はこの2つ。


ケース2: sin⁡ x=1

じゃあ、sin ⁡x=1 のときは?

これは π/2 の1つだけだよね?

正解!つまり、解の個数はここでは1つ。

Step 5: 合計して個数を出す

最後に、それぞれのケースの解を足せばいい。

2+1=3

ということは、この方程式の解の個数は「3つ」だ!


まとめ

じゃあ、今回の手順をざっとおさらいしよう。

  1. 置換する:sin ⁡x=t のように文字に置き換えて方程式を整理する。
  2. 解を求める:二次方程式を解いて t を求める。
  3. 範囲を確認:−1≦t≦1 に収まるかチェック。
  4. 単位円で考える:それぞれの t に対応する x の解を単位円を使って数える。
  5. 合計する:最後に個数を足して、解の個数を出す。

置き換えを使うと分かりやすいね!これならもっと難しい問題でもいけそう!

その意気だ!次は応用問題にチャレンジしてみよう!

2sin⁡2x−sin⁡x−a=0 (0≦x≦2π) の解の個数を求めよ。

模試・共通テスト・入試では、式に文字が含まれるこのレベルの問題がバンバン出題されるぞ!
今日中にここまでできるようになって帰ろう。

ハイ!

どうしよう。いきなりaが入って来たから混乱してきた…

焦らなくて大丈夫。文字が入っても、解き方はさっきと同じだ。置き換えをして解の個数を求めていこう。

続きはノエクリの体験授業で!


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荷川取

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