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【金大附属中】読んで終わりの勉強から卒業! 金大附属高校入試につながる“考える国語”の育て方!【中学1・2年】

小坂

はじめに

皆さんこんにちは!進学個別指導塾ノエクリの小坂です!
本日は、金大附属高校を目指す皆さんへ、「金大附属の入試を突破する国語」ということについてお話し致します!


金沢大学附属高校は、石川県内でもトップレベルの学力を誇り、国公立大学への進学率も高い学校です。
その入試では、単なる知識量ではなく「自分の考えを論理的に整理し、正確に表現する力」が重視されます。特に国語では、記述問題や要約、思考を要する設問が多く、文章を“読んで終わり”にしてしまう勉強では太刀打ちできません。

しかし、附属高校の入試では、初見の文章を自分の言葉で解釈し、考えを筋道立てて書く力が求められます。
そのため、中学生のうちから“考える国語”への切り替えを意識することが大切です。


附属中の国語と附属高校入試のちがいを知る


一方で附属高校の入試では、これとは全く異なる力が問われます。

附属高校入試の国語は、初めて読む文章に対して「筆者の主張を整理する」「登場人物の心情を説明する」「根拠を示して自分の考えを書く」といった形式の問題が中心です。
答えを“覚えているかどうか”ではなく、“どう考え、どう説明できるか”を試す試験です。

まとめると、附属中の国語は「理解力」、附属高校の国語は「思考力+表現力」です。ここを意識して学習方法を変えることが、合格への鍵となります。


金大附属高校入試の国語で問われる力

附属高校の国語は、他校に比べて記述問題の割合が多く、文章量も多いのが特徴です。
実際に複数の受験分析でも、次のような傾向が共通して見られます。

1 記述問題が多く、論理的思考が求められる

選択肢問題よりも、「なぜそう言えるのか」「どのように考えたか」を自分の言葉で書かせる問題が中心です。
根拠を文章中から見つけ出し、自分の考えと結びつけて説明する力が必要です。

2 要約・説明力が問われる問題構成

文章の段落構成をつかみ、筆者の主張をまとめる問題が頻出します。
“どこを削り、どこを残すか”という要約力と、筋道を立てて説明する力が求められます。

3 幅広い分野の読解力が必要

附属高校入試の国語は、「読解力+思考力+表現力」を総合的に評価する内容です。定期テストで高得点を取っている生徒でも、初見問題に弱いと得点が伸びないことがあります。
中学生のうちに“考える国語”への切り替えを進めておくことが大切です。


中学生のうちに身につけたい3つの国語学習法

1 読解ノートをつけて「読む→考える→書く」を習慣にする

文章を読んだあとに、「この文章の要点」「筆者が伝えたいこと」「印象に残った表現」をノートにまとめます。
大事なのは、本文をそのまま書き写すのではなく、自分の言葉で要約することです。
この練習を続けると、記述問題に強くなり、文章全体を俯瞰する力もつきます。

家庭でも、読んだ文章について「どういう話だった?」「筆者は何を言いたかったのかな?」と会話をするだけで、理解が定着しやすくなります。
書くことと話すことをセットにすることで、“考えて整理する力”が育ちます。

2 短い記述の練習を早めに始める

附属高校入試の国語は、三十字から五十字程度の短い説明記述が多く出題されます。そのため、根拠を本文中から探し、それを自分の言葉で簡潔にまとめる力が求められます。
早め早めに「理由を説明せよ」「筆者の意見をまとめよ」といった設問に取り組み、根拠+自分の言葉の構成を意識して書く練習をしておくと、入試本番でも慌てません。

3 古文・漢文は「文法理解+内容説明」を早めに習慣化

附属高校入試の国語では、古文・漢文も確実に出題されます。中学の段階でつまずきやすいのが単語ですが、暗記に偏ると苦手意識が強くなります。
そこで、「主語と述語を意識して読む」「内容を一言で説明する」という読み方を習慣にしましょう。

短い文章でよいので、音読して内容を口頭で説明するだけでも十分効果があります。
毎日五分でも続けることで、読解スピードと理解の精度が上がり、定期テストだけでなく入試本番にも強くなります。


保護者ができるサポートと声かけの工夫

国語力は、家庭でのちょっとした会話の中でも育てることができます。
勉強としての国語ではなく、「考えを引き出す習慣」をつくることが大切です。

おすすめの声かけ例としては、
「この話、どんなことを言いたかったと思う?」
「登場人物はどうしてその行動をしたんだろう?」
「筆者はどういう考えでこの表現を使ったのかな?」

といった質問です。

子どもが自分の考えを言葉にすることで、文章理解の深さが格段に上がります。
また、文章を読んだあとに「好きな部分」や「印象に残った言葉」を話し合うのも効果的です。
家庭での会話の積み重ねが、附属高校入試に必要な“考える国語”を支える力になります。


まとめ

金大附属高校の国語入試は、ただの読解テストではありません。考える力・書く力・説明する力を総合的に見る問題構成です。
中学生のうちから、
・授業内容を自分の言葉でまとめる
・理由を説明する練習をする
・家庭で“考える会話”を増やす
この三つを意識して積み重ねることが、合格への確かな一歩になります。

附属高校が求めるのは、「読める生徒」ではなく「自分の考えを表現できる生徒」です。中学二年生の今こそ、“読んで終わり”から“考えて伝える”国語に変えるタイミングです。

「読む力」よりも「考えて書く力」こそ、金大附属高校が求める本当の国語力です。

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小坂

有松校舎・金沢駅前校舎の小坂です!

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