【金大附属中】ただの勉強では届かない!金大附属高校が求める力を中2の秋から育てる!
2025.10.21 有松校 金沢駅前校
小坂

目次
はじめに
皆さんこんにちは!進学個別指導塾ノエクリの小坂です。本日は、金大附属高校の入学試験についての取り組みに関して、中学2年生の今の時期から何を行っていくべきか?という点についてお話しさせていただきます!
金沢大学附属高校は、石川県内でも高い学力水準を持つ学校です。進学実績も全国的に見て優秀で、難関国公立大学を目指す生徒が多く在籍しています。
その分、入試では単なる暗記や一夜漬けでは通用しません。今のうちから、授業の理解を深め、考え方を整理し、自分の言葉で表現できる力が求められます。
この時期の中学2年生は、まだ1年以上あると感じやすい時期です。しかし、附属高校の入試では「積み重ね」が合否を大きく左右します。今から“考える勉強”を始められるかどうかが、来年の結果を左右します。
ここでは、金大附属高校を志す生徒が中2の秋から取り組むべき3つの行動を、保護者の方にもわかりやすく解説します。
中2の過ごし方で差がつく!授業の「聞き方」と「理解の仕方」を変える!

附属中学の生徒は全体的に学習意欲が高く、授業態度や提出物も丁寧な生徒が多い傾向にあります。ですから、ただ授業をまじめに受けているだけでは、他の生徒との差がつきません。重要なのは、授業で得た知識を「自分の言葉で説明できるかどうか」です。
附属高校入試では、思考過程を問う問題や、文章やデータを読み取って自分の考えをまとめる問題が多く出題されます。そのため、普段の授業から「なぜそうなるのか」「どう説明すればよいのか」を意識することが必要です。
家庭でできるサポートとしては、
・授業ノートを写すだけで終わらせず、自分の言葉で要約するよう声をかける。
・ワークの解説欄をただ写すのではなく、理由や根拠を1行付け足すよう促す。
・テスト後に「どの問題で迷ったのか」「何を勘違いしていたのか」を話し合う。
こうした習慣づけをしておくと、子どもの理解が深まり、学びが“自分のもの”になります。
勉強量を増やすよりも、内容の理解を深めることが何より大切です。附属高校は、知識を活かして考える力を評価する学校です。中2の秋は、その土台を作る絶好のタイミングです。
英語は「考えて書く」練習がカギ!英作文と読解の基礎を育てる!

附属高校の英語入試は、長文読解・リスニング・英作文がすべてバランス良く出題されます。中でも英作文は配点が高く、短い文章でも自分の意見を理由を添えて書けるかがポイントです。
「I think」「because」「so」「but」などの接続語を使い、自分の考えを筋道立てて書く練習が必要です。
中2のうちから英作文の基礎をつくるには、難しい単語よりも「使える文」を増やすことが大切です。
たとえば、
・毎日1文、日常のことを英語で書く。
・書いた英文を先生に見てもらい、正しい表現に直してもらう。
こうした積み重ねが、英作文への苦手意識を減らしていきます。
また、附属高校の長文読解は、内容理解と要約力が求められます。文章の一部だけを訳すのではなく、段落ごとに「何を言いたいのか」を整理する力が必要です。
家庭でできるサポートとしては、英語の文章を読んだあとに「この文は何を伝えたいと思う?」と質問してみることです。答えが完璧でなくても構いません。子どもが自分で考え、言葉にしようとすることが大切です。
また、ノエクリでは金大附属生向けの高レベルな英語の授業にも対応しております!具体的にどのような授業を行うかについては、説明会で詳しくご説明させていただきますので、ご興味のある方はお気軽にお申し付けくださいませ。
理科と社会は「理由を説明できる」学習を習慣化する!

附属高校の理科と社会は、暗記では対応できない問題が多く出題されます。実験結果の考察や資料の読み取りなど、思考の流れを説明する形式が中心です。
理科では、グラフや表の読み取り、作図などの理科的な思考力を要する問題が多く出題されます!(特に力学は難問が多い!)社会では、地図やデータ、提示された資料を使いながら「なぜそうなったのか」を問う問題が出題されています。
中2のうちから意識したいのは、「なぜ?どのように?」を自分の言葉で整理する習慣です。
たとえば、理科の電流の単元であれば、「電流が流れるとどのような磁界ができるのか?」、社会なら「なぜこの地域で特定の産業が発展したのか」など、単なる知識の暗記ではなく、背景や理由を考えるように促しましょう。
具体的な学習法としては、
・教科書を読みながら「ポイント部分に自分の言葉で補足を書く」。
・ワークを解くときに「なぜこの答えになるのか」を1行メモする。
・テスト前に友達や家族に説明することで理解を確認する。
こうした小さな積み重ねが、記述問題で強くなるための第一歩です。
保護者の方にできる支援としては、結果だけを見るのではなく「どう考えたのか」を聞いてあげることです。子どもは話すことで自分の理解を再確認し、弱点にも気づけます。
ノエクリの授業では、理科、社会の授業の時間では単に答えがあっている、間違っているということだけでなく、どのような思考ルートで答えにたどり着いたのかも確認します。それは、「答えだけが正しくても力を付けたことにはならない」という教育信念によるものです!
【まとめ】“考える力”を育てる学習を家庭でもサポート
金大附属高校は、単に学力が高い生徒だけを求めているわけではありません。
授業で得た知識を使って考え、筋道立てて説明できる力を重視しています。中2の秋からは、その基礎をつくる絶好の時期です。
・授業をただ受けるのではなく、自分の言葉で理解を整理する。
・英語では、書くことで考える力を鍛える。
・理科や社会では、理由や仕組みを自分の言葉で説明できるようにする。
この3つを意識して過ごすことで、附属高校の入試で求められる“思考力”が自然と身につきます。
そして何より大切なのは、保護者の声かけです。
「勉強しなさい」と言うよりも、「どんなところで迷ったの?」「どう考えたの?」と尋ねてみてください。子どもが自分の考えを言葉にすることで、理解が定着していきます。
附属高校を目指す道は長いようで短く、積み重ねがすべてです。
今この時期から、少しずつ“考える勉強”を始めることで、入試直前に焦らずに済みます。
目先の点数ではなく、思考の深さを育てる学びを。それが、金大附属高校での学びにつながる最良の準備です。
投稿者
小坂
有松校舎・金沢駅前校舎の小坂です!
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