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【共通テスト物理】共通テスト物理の点数をすぐに上げる方法!!毎年よく出る内容に取り組もう!【第4回 熱と気体・原子】

小坂

皆さんこんにちは!有松・駅前校舎の小坂です!

今回は第2回、2025年共通テスト物理対策ということで、波動に関する特集を行います!

これまでの記事は以下の通りです。

第1回 「電磁気」

第2回 「力学」

第3回「波動」

 

【共通テスト物理】共通テスト物理の点数をすぐに上げる方法!!毎年よく出る内容に取り組もう!【第4回 熱と気体・原子】

 

ここが良く出る!「熱と気体・原子」

受験物理において、力学・波動・電磁気が三本の柱だとしたら、熱と気体・原子はそれに添えられた副菜のようなものです

ただし、それは「余り出ない」という意味ではありません。

それでも、濃淡はありつつもある程度網羅的に出やすい力学・波動・電磁気と比較すると、出るテーマや問題パターンが限定されやすいのが「熱と気体・原子」という分野の特徴です

その為、出やすい問題に集中して丸暗記するつもりで理解してしまうことが得点に直結します

以下では、その出やすいポイントを「3つ」紹介します。この問題に関しては、手持ちの問題集の例題・演習問題を丸暗記するつもりで挑みましょう!

 

ここを押さえる!最頻出3ポイント!

① 気体の状態変化

気体の状態方程式を用いた問題は、ほぼ毎年何らかの形で出題される頻出問題です!昨年度の本試では例外的に出題されておりませんでしたが、追試では勿論出題があり、また今年も出題可能性が極めて高いでしょう。

例えば、以下のような問題はよく好んで出題されます。(解答は下記)

ここでの重要点は、気体の状態方程式の一本だけ覚えておくのではなくボイル・シャルルの法則の使い方も覚えておくべきだということです。

ピストンの移動前・移動後の変化を考える際にはボイル・シャルルの法則の方が圧倒的に有利なので、気体の状態方程式一本だけ覚えて・・・という解決方法は取らないようにしましょう。

 

② 気体の内部エネルギー

気体の内部エネルギーに対する問題もよく出る問題です。

ポイントは、(気体の分子運動そのものを議論しがちな二次試験と異なり)内部エネルギーに関する計算や値の比較が小問として問われやすいということです。

2024年の共通テストでも小問で問われており、式自体は決して難しくないからこそ確実に覚えて得点したい問題となっています。

受験において全ての科目で共通ですが、「簡単な問題」ほど自分が落とすと大きな不利となりますので(難問は皆解けない!)、公式自体が単純、公式を当てはめるだけで解ける、という問題こそ十分に注意を払ってください。

 

③ 原子の崩壊

原子崩壊も2024年の小問で問われており、こちらもやはり頻出かつ、かなり暗記物としての要素が強い問題となっています。

このような問題は公式だけを覚えるのではなく、どういう現象なのかを丸ごと覚えて自分で説明できるようにしておきましょう

「現象を覚える」というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、問われ方自体は毎回よく似ていますので、例題・演習問題を丸暗記して、足りない部分を過去問を解きながら補ってください

 

更に点数を求める人へ、最頻出以外の追加3点!

上記の3つのポイント以外にも、特に原子分野には問題として取り上げられる可能性があるのが以下の問題です。

・光電効果

・原子のエネルギー準位

・X線

上記は最頻出ほどではありませんが、ある程度周期的に出題される問題となっています。

最頻出を理解した上で、更に対策を行う余裕がある方はぜひ取り組んでください。

逆に、共通テストでは殆ど出題されない問題は「コンプトン効果」です(ここ10年でも2016年の追試のみ)。共通テストだけが必要な方は、殆ど無視してしまって差し支えないでしょう。

 

最後に・・・誘導を丁寧に読む

最後に、全4回を踏まえて共通テストの全体的な傾向について簡潔に触れたいと思います。

それは、単に計算結果を求めるのではなく、誘導を読んで問題設定を把握できるか?ということが問われるということです。

例えば、2024年度の大問3(力学)の問題では、水の流量という普段あまり取り上げられることがない物理的現象を考察させる問題となっています。

タネを明かすと単なる力学的エネルギー保存則や力積・運動量の問題なのですが、誘導をきちんと読まないと高校生にとっては理解しにくい問題設定ではあるでしょう。

物理の共通テストはあまり時間制限が厳しくは無いので、普段から落ちついて誘導をよく読む練習を重ねてください

 

それでは、皆さんの検討をお祈りしております!

 

<問題の解答>

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投稿者

小坂

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