【高校2年生の君へ】受験を見据えた秋の過ごし方
2025.9.25
清水
こんにちは。
進学個別指導塾ノエクリです。
文化祭や体育祭も終わり、気づけば9月も終わりますね。
そして、もう少しで中間テストも入りますね。 そして、高校2年生にとっては、これから受験も意識する必要がありますね。
ですが、皆さんはこんなことを思っていませんかね。
「テスト勉強で大変なのに、受験勉強なんて…」
「高3の受験モードにはまだ早い。今はもう少しだけ、このままでいたい」
「難しくなる勉強。迫りくる模試。…正直、少し目をそむけたい」
しかし、だからこそ今、伝えなければならないことがあります。
多くのライバルたちが気づかずに通り過ぎていく、しかし、君の未来を劇的に変える「隠された分岐点」が、まさにこの「2年2学期」の中に存在しているからです。
この記事は、「まだ高2」という甘えを脱却し、未来の自分から心から感謝されるための、賢い選択をする君に贈るメッセージです。
目次
【高校2年生の君へ】受験を見据えた秋の過ごし方

第1章:なぜ「高2の秋」が、受験の本当の天王山なのか?
多くの人が、受験のクライマックスは「高3の夏」だと思っています。しかし、進学指導の現場で毎年見える現実は違います。本当の勝負は、1年も早く、この時期の過ごし方で9割決まっていると言っても過言ではありません。
理由1:学習内容が「入試問題のラスボス級」
今、君が教室で学んでいる内容は、大学入試で最も合否を分ける問題に直結しています。
- 理系:数学ⅡB(三角関数、指数・対数関数、ベクトル、数列)、専門理科(理論化学、力学、遺伝など)。これらはRPGで言えば、ラスボスを倒すために必須の最強魔法や必殺技のようなもの。ここで習得をサボると、この後、更に大変になるので、この2学期を踏ん張ろう!
- 文系:複雑さを増す古典文法、各時代の繋がりを理解する必要がある歴史。これらは、思考力と知識量の両方が求められるため、付け焼き刃が一切通用しません。
高1の学習が「土台」なら、高2の学習は、その上に立つ「揺るぎない骨格」です。この骨格がなければ、どれだけ立派な装飾(応用問題のテクニック)を施そうとしても、太刀打ちできません。だからこそ、今の勉強だけでなく、これまでの取りこぼしをしっかりと復習していきましょう!
理由2:マラソンの「勝負を分ける坂道」
大学受験を42.195kmのマラソンに例えるなら、高2の秋は、多くのランナーがペースを落とす「30km過ぎの坂道」です。 多くの生徒が学校行事で燃え尽き、「中だるみ」という心地よい下り坂に身を任せてしまいます。
しかし、もし君がこの坂道で、ほんの少しだけ歯を食いしばってペースを維持できたら? 周りが勝手に失速していく中で、面白いようにごぼう抜きできる光景が目に浮かびませんか?
高2の3学期(受験生0学期)から始まるラストスパートで、最高のポジションからスタートできるかどうかは、すべてこの坂道の走り方にかかっています。
理由3:一度開いた「差」は、時間では埋められない
この時期の1時間の勉強は、高3の春の3時間分、夏以降の5時間分に匹敵すると言われます。 なぜなら、まだライバルたちが本気でない今、君が積み重ねた努力は、そのまま純粋な「差」になるからです。全員が必死になる高3では、人と同じだけ努力しても、差は一向に縮まりません。
「時間があるから大丈夫」ではないのです。周りが走っていない「今」だからこそ、君の一歩に価値があるのです。
第2章:忍び寄る「中だるみ」のサイン。君は大丈夫か?
「自分は大丈夫」と思っている人ほど危険です。今の自分を客観的に見つめるために、以下の項目を確認してみて下さい。
- 授業で分からない箇所があっても、「まあいいか」と放置している。
- 定期テストは、一夜漬けか、友達のノート頼みで乗り切っている。
- 模試の結果を見て、その時だけ落ち込むが、復習や解き直しはしない。
- 「高3になったら本気出す」が、自分への便利な言い訳になっている。
- スマホの通知に気を取られ、気づけば1時間経っていることがよくある。
- 英語と数学のどちらか、あるいは両方から、完全に目をそむけている。
▶ 3つ以上当てはまった君へ。 これは危険信号ですが、絶望する必要はありません。今、この瞬間に「マズい」と気づけたこと、それ自体が未来を変える大きな一歩です。
自分一人では、何をしていいか分からない。そんな君は、是非ノエクリを頼って下さい!
第3章:「未来の自分」に感謝される、今すぐ始めるべき3つのアクション
では、具体的に何をすればいいのか。今日から意識を変えられる、3つの具体的なプランを提案します。
1. 「暗記」から「理解」へ
定期テストのためだけの、その場しのぎの勉強は今日で終わりにしましょう。これからの勉強は、常「なぜ、そうなるのか?」という視点を持つことが重要です。
- 数学:問題を解き終えた後、「別解はないか?」と考えてみる。一つのゴールに複数のルートで辿り着く訓練が、応用力を爆発的に伸ばします。
- 英語:英単語を覚えるとき、その単語の語源や派生語まで意識する。知識が芋づる式につながり、忘れにくくなります。
- 社会・理科:用語を覚えるだけでなく、「この事件の原因は?」「この法則が成り立つ条件は?」と、常に背景や因果関係に問いを立てる。
この「なぜ?」を繰り返す作業こそが、本当の実力、つまり「初めて見る問題にも対応できる思考力」を養います。
2. 最強の武器「英・数」を磨き、逃げない
文理を問わず、英語と数学は受験の根幹です。この2教科は典型的な「積み上げ」科目。高2でできた穴は、高3での致命傷に直結します。
・毎日30分でいい
・英単語帳を1ページ進める
・数学の問題集を2問だけ
この小さな一歩が、君の未来の選択肢を大きく広げます。苦手だからと放置すれば、その科目が君の行きたい大学への道を閉ざしてしまいます。
3. 「模試」を最強の”攻略本”として使い倒す
模試の結果を見て、判定のアルファベットに一喜一憂するのは、最も無意味な行為です。 模試は、今の自分の弱点が全て詰まった、オーダーメイドの”最強の問題集”であり、志望校への”攻略本”です。
結果が返ってきたら、必ずやるべきことは「解き直し」と「分析」。
- なぜ、この問題を間違えたのか?(知識不足? 時間不足? ケアレスミス?)
- どの分野の理解が足りないのか?
- その弱点を埋めるために、明日から何をすべきか?
この作業を愚直に繰り返すだけで、学力は驚くほど伸びていきます。
最後に

高校2年生の秋。 それは、青春のクライマックスでありながら、未来への準備を始めるべき、静かなる戦いの始まりです。 部活も、友情も、学校行事も、何一つ犠牲にする必要はありません。
大切なのは、「覚悟」です。 楽しむときは誰よりも楽しみ、未来の自分と約束した時間は、驚くほどの集中力を発揮する。
一年半後、満開の桜の下で、第一志望の大学の合格通知を手にしている自分を想像してください。 その未来の君は、今の君に、きっとこう声をかけるはずです。
「あの高2の秋、周りが遊んでいる中で、一歩踏み出してくれて本当にありがとう」と。
「まだ間に合う」という猶予はありません。 未来を変えるなら、「今」しかありません。
君の戦いを、心から応援しています。
以下のURLからお問い合わせLINEへご連絡頂ければと思います!
投稿者
清水
小松校舎の清水です!
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