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高2理系向け 数ⅢCの大切さと勉強方針

清水

 

こんにちは。

進学個別指導塾ノエクリです。

 

多くの学校では、2学期の期末テストで数IIまでの内容が終了し、理系の学生は、12月より数IIICに入ると思います。そこで、受験において、どのくらい大事なのかと、今後の勉強方針についてお話しようと思います。

(今回のCは、ベクトル以外を指しています)

 

高2理系向け 数IIICの大切さと勉強方針

受験における大切さ

まず、数IIICは2次試験で出題されます。多くの大学では、大問が4つ~5つを占めます。その内最低でも2つを数IIICが占める大学がほとんどです。なので、大問3つが数IIICということもあります。そうすると、数IIICが出来るかが合否に直結するということです。

 

大問が5つ以上の大学では、数IIICの比重が少し下がることがありますが、それでも解けるようにならないといけないです。なぜなら、入試数学において、難しい問題の多くは、数IIIC以外にあるからです。確率や整数、その他、図形やベクトルといった内容で難しくなる可能性が高いため、数IIICは基本的には、取れるようにならないといけないです。

 

得点率

2024年の理系数学の問題の大問について東京大学と金沢大学で確認していこうと思います。

東京大学

第1問(20点) 第2問(20点) 第3問(20点) 第4問(20点) 第5問(20点) 第6問(20点)
空間図形 積分 確率漸化式 図形と方程式 回転体(積分) 整数

数IIICは、全体の3分の1を占めています。つまり、120点中40点を占めています。

2024年の問題に関しては、第6問の問題が難しく、第3問も慣れていないと難しく感じる問題だったため、実際には、4問中2問を占めている積分の問題は、確実に取る必要があります。

 

金沢大学

第1問 第2問 第3問 第4問
積分 複素数 空間ベクトル 数列と極限

数IIICは、全体の4分の3を占めています。

(第4問は、数列の不等式の証明がメインとなりますが、理系でよく出題される問題となります。)

2024年に関しては、第3問が難しく、第4問の(3)が難しく感じる問題だと思いますので、大問1・2で得点出来るかが重要となります。

 

勉強方針

実際ここから、どのように勉強を進めていけばいいかについてお話しようと思います。

難関大学を目指す人は、3年の夏休みに入るまでには、全範囲が終了し、基本的な問題が解ける状態にすることが望ましいです。というのも、最終的な目標としましては、入試の問題が解けるようになることです。そうした場合に、時間をかけて演習が出来るのは、夏休みと共通テストを終えた後になります。特に、夏休みで演習を積むことが出来るかが、秋以降に点数を伸ばせるかに大きく響いてきます。だからこそ、夏休み前までに一通り終わらせる必要があります。

 

また、その他の大学を目指す人にとっても、夏休みを終えるころには、定積分の範囲までは、出来るようになる必要があります。

 

数IIICでは、これまでの数学の内容IAIIB+ベクトルの内容までが出来ていないと、出来ないところが多く出てきます。2年生のこの時期に、苦手を克服することは、この先の学習にもとても大切となります。

 

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過去の数学についての記事もいくつか載せてありますので、是非見て下さい。

数学力の身に付け方

受験に向けてすべきこと【高2生・英数】

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清水

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