苦手科目における得点戦略
2024.10.18 小松校
清水
こんにちは。
進学個別指導塾ノエクリ小松校です。
皆さん、苦手科目について、どのように考えていますか?
試験時間が足りず、点数が低く、問題が全然解けないと感じている人も多くいると思います。そういった方に向けて、得点戦略をしっかりと立てることが、点数アップにつながるということを今回お話していこうと思います。
まず、初めに、皆さんは、苦手な科目で満点を取ろうと考えていますか?
おそらく、違いますよね。なのに、どうして、全てを解き切ろうとしているのでしょうか?
大切なことは、自分の目標点数に対して、どこまで解かなくていいという選択を選べるかということです。
そこで今回は、共通テストと2次試験の数学を例に考えてみましょう。
ケース1 共通テストで70点
共通テストで70点を取ろうとした場合、時間がかかる問題は、後回しにすることが大切です。時間がかかる可能性があるのは、確率や積分、数列などの最後の方にある問題だと思います。その問題は、方針が分かるからこそ、解きたいという気持ちがあると思いますが、その問題を勇気をもって飛ばし、次の大問に行きます。その一問に5分かかるのであれば、より簡単なところに5分かける方が点数も高くなります。
また、共通テストでは、時間をかけて解くということがあまり出来ないため、如何に止まらずに解ける問題を解くことが重要となります。苦手な内容を出来るようにすることは、大切ですが、点数をどのように取りに行くのかも大切です。
ケース2 2次試験で6割(試験時間90分で大問4つの場合)
試験時間90分で大問4つすべてを解き切るのは、難しいと思います。そこで取るべき選択としては、すべての大問を考えるのではなく、大問3つないし2つにしっかりと時間をかけることです。
そもそも、2次の問題では、1つの大問が難しくなる可能性が高いので、それ以外で点を取るのが合理的だと思います。必要な力としては、難しい問題以外の標準的な難易度の問題までの解き切る力をつけるだけでなく、解かないといけない問題を見極める力をつけていくことです。表現を変えると、問題を見た時に、解くべき優先順位をつけれるようになることです。
これは、苦手科目に限らず、得意科目においても、前から問題を解いていくのではなく、必ず問題を一通り見てから、どの問題を解くのかを決めることは大切です。どんな問題が来ても全部解き切れるといった人は、ほとんどいません。時間配分を間違えると、点数を落とす可能性が2次試験だと高くなります。
だからこそ、時間をかけて確実に点数を取るところを意識的につくるということは合格に向けて大きな意味を持ちます。
今回は、苦手科目の得点戦略についてお話しましたが、2次試験で必要となる科目については、苦手科目以外での得点戦略もとても大切になります。志望校合格に向けて、必要な点数を考え、どのくらい時間をかけられるかをあらかじめ決めることは、本番で実力を発揮することにも繋がります。
そして、最後に大事なことは、目標点数から逆算した時に、実現可能かを正確に判断することが大切です。自分の受ける試験の難易度を冷静に分析し、実力を客観的に把握することが大切です。
今回の内容をしっかりと踏まえて、今一度得点戦略を見直し、志望校合格に向けて頑張りましょう。
投稿者
清水
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