富士高生必見!医学部へ現役合格した先輩はどんなことをしていたの?
2024.10.15
荷川取
こんにちは。進学個別指導塾ノエクリの荷川取です。
これまでに担当した生徒の中からとある卒業生を紹介します。
富士高と偏差値帯の高校の先輩の軌跡です。是非参考にしてみてくださいね!
目次
自治医科大学合格までの歩みKさんの合格記録
・出身高校/入塾時期
小松高校/高校2年冬
※石川県の小松高校は富士高と同偏差値帯
・合格した大学(学部)
自治医科大学(医学部医学科)
・入塾時の様子
真面目にコツコツ努力する力はあるが、学校の課題量に追われ、理系科目に不安があるKさん。
深く考える力がある分考え込んでしまいやすく、問題を解くのに時間がかかってしまうため、何度も「学校の課題が終わらないのですが、どうすればいいでしょうか」と相談がありました。
入塾時の成績は記述模試D~E判定。
約1年間で苦手だった理系科目を見事に克服し、逆転合格を果たしました!
その努力の軌跡を少しだけお伝えしていきたいと思います。
・自治医科大学医学部の入試傾向
自治医科大学医学部と言えば、以下の特徴をもった問題が出題されます。
■英語
60分で3問の長文があり、高い基礎力と、速読力・要約力が求められる英語。医療関係のテーマが多いため、対策が必須。
■数学
25問という問題数と、答えが0~9の1桁の整数となることが最大の特徴。1問1問の難易度は高くないが、全範囲を満遍なく網羅し、時間内に素早く正確に処理する力が必要。
■物理
40分で25問の小問があり、1問にかけられる時間は1~2分(一部、5問程度で同じテーマについての問題もある)。原子を含めた全分野から幅広く出題され、共通テストのようにグラフや身の回りの事象と絡む問題に対処する力が必要。
■化学
40分で25問の小問があり、1問にかけられる時間は1~2分(一部、5問程度で同じテーマについての問題もある)。無機化学以外で9割ほどを占めているが、「正しい(誤っている)ものはいくつあるか」という特徴的な問題があり、計算力と正確な知識が必要。
・取り組み
Kさんが自治医科大に受かるために最も必要な「素早く正確に解く力」をつけるために、まず3年生8月までは基礎固めを徹底しました。
「医学部志望なのに高3の夏に基礎勉強をしていて間に合うの?」
と思われる方もいるかもしれませんが、秋以降の伸びに直結する大切な取り組みでした。1年生~2年生春ごろまでに入塾してくれた生徒には2年生の間に予習範囲を含めて全教科の基礎を完成させるペースで取り組ませますが、Kさんが入塾したのは2年生の冬のため、欠かせない勉強でした。
後々の理系科目の伸びを見ると、基礎を優先させたことは間違っていなかったと実感したのをよく覚えています。
Kさんが夏までの約8ヶ月間で行った内容は大まかに以下となります。
数学ⅠAⅡBⅢ(数学)
・公式を原理から理解する
・チャート/サクシードを繰り返し解き、確率や数列など入試で素早く確実に得点したい問題を可能な限りパターン化する
・時間がかかる問題の取捨選択の訓練
・融合問題/証明問題に対応するために、逆算思考を身につける
物理(物理)
・全範囲の基礎を完成させ典型問題を即答するために、センサーなどの教科書傍用問題集を3周以上繰り返す
・一部の煩雑な問題に対処するため、重要問題集のA問題に取り組む(秋以降も継続)
化学(化学)
・何を聞かれても即答できるよう知識を整理する
・理論化学の計算が10問程度(半分近く)出題されるため、各単元の重要問題の解法をマスターする(最も時間を割いた)
・構造決定など有機化合物、高分子化合物
評論文(英語)
・本文全体の主旨を見抜く
・キーワードの言い換えを追う
・主旨をピックアップし要約する
・指示語/接続詞の役割を意識し、文脈を追う
語彙(英語)
・難しい語彙/イディオム/発音/アクセントがどれも出題されるため、システム英単語・システム英熟語・ネクステージを繰り返す
約1年間で可能な限りの対策を行い、Kさん自身も大変な努力を重ねました!
そして現役で自治医科大学に合格見事な逆転合格でした!
本当におめでとうございました
ぜひ次のステージでも強い気持ちで道を開いていってください。心から応援しています!
そして、富士高生の皆さんも自分の道へ進めるよう応援しています!頑張ってくださいね!
興味がある方は、こちらのブログも是非読んでみてください♪
投稿者
荷川取
富士校舎の校舎長荷川取です!
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