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大阪大学の狙い目学部3選&傾向と対策

荷川取

こんにちは!進学個別指導塾ノエクリの荷川取です。

今回は、旧帝大の1つである大阪大学の中でも入りやすい狙い目学部と、科目別対策についての記事です。

大阪大学を目指す人は参考にしてみてくださいね!

大阪大学
狙い目学部3選

①外国語学部
マイナー言語

偏差値57.5
共通テスト得点率70%
合格最低点341/650
実質倍率1.7倍
大学入学共通テスト配点(235点満点)
【外国語(50点)】英・独・仏・中・韓から1科目
【国語(50点)】国語
【数学(50点)】数IA・数IIBC
【理科(25点)】物基・化基・生基・地学基から2科目 ※発展1科目も可
【地歴(25点)】地理総合・地理探求/歴史総合・日本史探求/歴史総合・世界史探求から選択
【公民(25点)】公共・倫理/公共・政治・経済から選択
※地歴・公民からの選択は2科目
【情報(10点)】情報Ⅰ
個別学力試験配点(500点満点)
【国語(100点)】現代の国語・言語文化
【外国語(300点)】英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ・論理表現Ⅰ~Ⅲ・リスニング
《数学(100点)》数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学C(ベクトル)
《地歴(100点)》歴史総合・世界史探求
※地歴・数学から1科目

外国語学部のマイナー言語学科は大阪大学の中でも共通テスト得点率・倍率が低いため、狙い目です。

倍率が低い言語
フィリピン語専攻・ヒンディー語専攻・ペルシア語専攻・スワヒリ語専攻・ビルマ語専攻・ウルドゥー語専攻

二次試験でも数学を使う必要もないため、英語が得意だという人におすすめです。

②理学部
化学科/生物科

偏差値60.0
共通テスト得点率77%
合格最低点568/1000
実質倍率2.4倍
大学入学共通テスト配点(310点満点)
【外国語(50点)】英・独・仏・中・韓から1科目
【国語(100点)】国語
【数学(50点)】数IA・数IIBC
【理科(50点)】物理・化学・生物・地学から2科目 
《地歴(50点)》地理総合・地理探求/歴史総合・日本史探求/歴史総合・世界史探求から選択
《公民(50点)》公共・倫理/公共・政治・経済から選択
※地歴・公民から1科目選択
【情報(10点)】情報Ⅰ
個別学力試験配点(700点満点)
【外国語(200点)】英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ・論理表現Ⅰ~Ⅲ
【数学(250点)】数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学Ⅲ・数学C
【理科(250点)】物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物から2科目選択

理学部(化学科/生物科)は、理系学部の中では偏差値・共通テスト得点率・倍率が低い傾向にあるためおすすめです。

大阪大学の理系学部は共通テストの配点が低いですが、国語・地歴公民の配点比率は大きめなのでしっかりと対策をしておくことが重要です。

③医学部
保健学科-看護学

偏差値57.5
共通テスト得点率72%
合格最低点634/1000
実質倍率1.5倍
大学入学共通テスト配点(625点満点)
【外国語(200点)】英・独・仏・中・韓から1科目
【国語(100点)】国語
【数学(100点)】数IA・数IIBC
【理科(100点)】物理・化学・生物・地学から2科目
【地歴(100点)】地理総合・地理探求/歴史総合・日本史探求/歴史総合・世界史探求から選択
【公民(100点)】公共・倫理/公共・政治・経済から選択
※地歴・公民から1科目選択
【情報(25点)】情報Ⅰ
個別学力試験配点(400点満点)
【外国語(200点)】英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ・論理表現Ⅰ~Ⅲ
【数学(100点)】数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学C(ベクトル)
【理科(100点)】物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物から1科目

医学部保健学科-看護学は、偏差値・共通テスト得点率・倍率が低いためおすすめです。

二次試験よりも共通テストの配点が大きいため、共通テストで大きく得点を稼ぎ逃げ切りを狙いましょう。共通テスト・二次試験ともに英語の配点が高いため、十分な対策が必須です。

大阪大学科目別対策ポイント

英語

  • 時間配分:90分(文学部は105分、外国語学部は120分)
  • 出題構成:4問(外国語学部は5問)、【第1問】和訳【第2問】総合問題【第3問】自由英作文【第4問】英作文【第5問】リスニング(外国語学部のみ)
  • 対策ポイント
    • 高い語彙力・構文理解が必要。和訳では、文脈を踏まえた自然な日本語表現を意識する。
    • 総合問題での指示語内容の明示や内容説明の頻出に備え、論理構造を正確に読み取る練習を行う。
    • 自由英作文はテーマに即した意見や考えを論理的に展開する訓練をする。
    • 英作文は、基本例文を用いて、適切な表現を選び文法・構成を確認する。

数学

数学(文系学部)

  • 時間配分:90分
  • 出題構成:3問(全問記述式)
  • 対策ポイント
    • 微積分や数列、確率の頻出分野を中心に、公式や定理を深く理解し応用力を養う。
    • 証明問題や図示問題が多いため、公式の成り立ちを理解し、論理的に説明できるようにする。
    • 教科書に載るような基本証明を抑え、融合問題にも対応できる幅広い視点を養う。
    • 時間内での解答力向上のため、様々な問題形式に触れておく。

数学(理系学部)

  • 時間配分:150分
  • 出題構成:5問(全問記述式)
  • 対策ポイント
    • 確率、微積分、数列、極限などの頻出分野を中心に、難問への耐性と手順の練習をする。
    • 証明問題が毎年出題されるため、公式を深く理解し、自分で証明できるようにする。
    • 典型問題の解法を多方面で応用できるよう、融合問題を意識して学習する。
    • 解答の順序や時間配分を意識し、効率よく問題に取り組むスキルを養う。

国語

国語(文学部)

  • 時間配分:120分
  • 出題構成:4問構成(評論、小説または随筆、古文、漢文)
  • 対策ポイント
    • 評論では、字数制限がない問題が多いため、情報を取捨選択する読解力を高める。
    • 小説では、登場人物の心情や行動の背景を考え、表現の効果を理解する練習を行う。
    • 古文は中古の文章が多いため、文法や和歌の修辞技法の知識を確実に身に付ける。
    • 漢文では句法・語句の知識に加え、思想や文化を理解し、内容を深く読み取る力を養う。

国語(文学部以外)

  • 時間配分:90分
  • 出題構成:3問構成(評論2題、古文1題)
  • 対策ポイント
    • 評論の空所補充や指定字数内での記述問題に備え、要点を端的にまとめる練習をする。
    • 評論問題では字数指定が幅広いため、適切な長さで情報をまとめる要約力を磨く。
    • 古文の重要古語、和歌の修辞技法、文法知識を確実に身につけ、和歌解釈に対応できるようにする。
    • 記述式が多いため、要点を的確にまとめ、短い時間で正確に回答できる力を鍛える。

物理

  • 時間:150分(2科目合計の時間)
  • 出題形式:大問3題(記述式)
  • 対策ポイント
    • 計算問題の計算量が多いため、計算スピードと正確さが必要。
    • 問題の見極めも重要なので、解きやすい問題から着手し、確実に点数を取る練習が重要。
    • 基礎公式の理解と暗記は必須。過去問や『重要問題集』などの高難度問題集で応用力を養成。

化学

  • 時間:150分(2科目合計の時間)
  • 出題形式:大問3題(記述式)
  • 対策ポイント
    • 理論化学、無機化学、有機化学の全範囲から幅広く出題。
    • 近年は「溶液の性質」や「水溶液中の反応」などが多く、また「天然高分子」が頻出。
    • 苦手分野をなくすよう、基礎から応用まで網羅的に学習しましょう。
    • 物理と比較して難易度が高くないため、化学の時間配分を多めに取り、得点を稼ぐなどの工夫が有効。

生物

  • 時間:150分(2科目合計の時間)
  • 出題形式:大問4題(記述式)
  • 対策ポイント
    • 図示問題や論述問題が頻出で、実験計画に関する問題もよく出題されます。
    • 広範囲からの出題なので、苦手分野をなくし、教科書を基にした知識を網羅しましょう。
    • スピードを意識した演習で、出題量に対応する力を養成してください。

日本史

  • 出題形式:大問4題(記述式、90分)
  • 対策ポイント
    • 写真や史料を用いた読解問題や短文論述が多い。
    • 記述量が多いので、設問の意図を汲み、端的に答える練習が必要です。
    • 過去問での演習や時間配分の確認が大切。

世界史

  • 出題形式:大問4題(記述式、90分)
  • 対策ポイント
    • 短文論述が多く、空欄補充や年代整序も頻出。
    • 端的に解答できるよう、必要事項をまとめて記述する練習を行いましょう。
    • 大問4はやや長めの論述が多いので、資料や図版を活用した解答も視野に入れて準備すること。

大阪大学合格レベルまで実力をつけるのに不安がある人は、是非ノエクリの授業を受けにきてください!

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