公立小からの中学受験、成功する子の家庭の習慣とは?
2025.3.6 富士校
荷川取
目次
公立小からの中学受験、成功する子の家庭の習慣とは?

はじめに
こんにちは。進学個別指導塾ノエクリ富士校の荷川取です。
公立小学校に通いながら中学受験を目指すお子さまは、学校の授業だけではカバーしきれない部分を家庭学習で補う必要があります。しかし、単に勉強時間を増やせばいいわけではありません。成功するご家庭には、共通した「習慣」があります。
この記事では、公立小学校から中学受験に挑み、見事合格を果たしたご家庭が実践している習慣を詳しくご紹介します。
1. 規則正しい生活習慣を維持する

中学受験は短期間の努力だけでは乗り越えられません。長期戦となる受験生活では、学習習慣と同じくらい生活習慣の安定が重要になります。規則正しい生活を送ることで、脳の働きが活性化し、集中力や記憶力が向上することが科学的にも証明されています。
①毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る
成長期のお子さまにとって睡眠は非常に重要です。睡眠不足が続くと、学習の効率が下がるだけでなく、ストレス耐性も低下し、モチベーションの維持が難しくなります。最低でも7~8時間の睡眠を確保し、生活リズムを一定に保ちましょう。
②決まった時間に勉強する習慣をつける
受験に成功するご家庭の多くは、「勉強時間が毎日バラバラ」ということがありません。例えば、「学校から帰宅したら30分休憩して、その後1時間勉強する」といったルールを決め、習慣化することで、勉強に対する抵抗感が少なくなります。
③適度な運動を取り入れる
勉強漬けの毎日では、かえって脳の働きが鈍くなります。1日15~30分程度の軽い運動(ストレッチや散歩)を取り入れることで、リフレッシュし、集中力を高めることができます。実際、運動を取り入れた生徒は学習効率が上がるという研究結果もあります。
2. 「ながら勉強」ではなく、集中できる環境を整える

どんなに優れた勉強法でも、環境が整っていなければ効果は半減してしまいます。集中できる環境を作ることは、学習の質を高めるための大前提です。受験を成功させたご家庭の多くは、お子さまが集中して学習できる環境づくりに細心の注意を払っています。
①勉強専用のスペースを作る
家のどこで勉強するかが成績向上に大きく影響します。リビング学習が向いているお子さまもいれば、静かな自室の方が集中できる場合もあります。まずは、お子さまにとって最適な環境を見つけましょう。机の上は整理整頓し、必要な教材をすぐに取り出せる状態にしておくことがポイントです。
②スマホやテレビの誘惑を遠ざける
SNSやゲーム、動画視聴などの誘惑は、子どもの集中力を奪う最大の敵です。勉強中はスマホを別の部屋に置く、または使用時間を決めるなど、ルールを明確にすることで学習時間を確保できます。
③親も一緒に学ぶ姿勢を見せる
子どもは親の行動をよく見ています。親がテレビを見ながら「勉強しなさい」と言っても、説得力がありません。親が本を読んだり、仕事をしている姿を見せることで、「学ぶことが当たり前」という環境を自然に作ることができます。
3. 小さな目標設定と達成の積み重ね

中学受験は一朝一夕で結果が出るものではありません。成功するご家庭では、「大きな目標(志望校合格)」を達成するために、「小さな目標」を積み重ねていく習慣を身につけています。
①1日単位の目標を設定する
「今日は算数の文章題を3問解く」「漢字を10個覚える」など、小さなゴールを設定することで、達成感を味わうことができます。
②1週間単位の目標を作る
「今週中に苦手な分野の復習を終わらせる」「模試の見直しを徹底する」など、学習のペースを調整しながら進めることが重要です。
③努力を可視化する
カレンダーやチェックリストを活用して、「達成できた項目」を見える化することで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。
4. 親の関わり方を工夫する

親の関わり方は、受験の成否に大きく影響します。受験に成功した家庭では、親が単なる監督者ではなく、伴走者としてお子さまを支えています。
①「勉強しなさい!」ではなく「一緒にやろうか?」と声をかける
親がプレッシャーをかけるのではなく、共に学ぶ姿勢を見せることで、子どもは前向きに取り組みやすくなります。
②努力を認める
「100点を取ったら褒める」のではなく、「毎日コツコツ頑張っているね」とプロセスを評価することで、長期的なモチベーションが育ちます。
③ストレスを感じたら話を聞く
受験はプレッシャーのかかる場面が多く、時には子どもがストレスを感じることもあります。そんな時は、「最近どう?」と優しく声をかけ、悩みを共有することが大切です。
5. 学習習慣を早めに身につける

中学受験を成功させる家庭では、受験直前に詰め込むのではなく、低学年のうちから「学ぶ習慣」をつけています。受験勉強をスムーズに進めるためには、学習が特別なものではなく、生活の一部として自然に取り入れられる環境を作ることが重要です。
①読書習慣をつける
国語の読解力は、すべての教科の基盤となります。難関校ほど記述問題が多く、文章を正しく理解し、自分の言葉で表現する力が求められます。そのため、低学年のうちから読書習慣をつけておくことが、のちの受験勉強で大きな武器となります。新聞の子ども向け記事を一緒に読む、読んだ本の感想を親子で話し合うなど、家庭でできる工夫を取り入れましょう。
②計算練習を習慣化
算数の基礎力は、毎日の積み重ねが重要です。単なる暗記ではなく、「なぜそうなるのか?」を考えながら解く習慣をつけることで、応用問題にも対応できる力が身につきます。計算カードや100マス計算を使って、楽しみながら学ぶ方法も効果的です。また、親が「今日は何秒で解けるかな?」とゲーム感覚で取り組むと、子どもも前向きに続けやすくなります。
③日常生活に学びを取り入れる
「このお菓子、3割引きっていくら?」など、日常生活の中で算数や国語の知識を使う機会を増やすことで、学習を実生活と結びつけることができます。社会科の学習として、旅行先の地図を一緒に見ながら方角を確認したり、ニュースを一緒に見て時事問題について話したりするのも効果的です。
④勉強を「特別なこと」にしない
学習習慣が身についている家庭では、「勉強しなさい!」と言わなくても、子どもが自ら机に向かう傾向があります。これは、幼い頃から学ぶことが当たり前の環境で育っているからです。親も一緒に学ぶ姿勢を見せる、週末に親子でクイズを出し合うなど、学ぶことを「楽しい」と感じられる雰囲気を作りましょう。
まとめ
公立小学校に通いながら中学受験を成功させるには、
✅ 規則正しい生活習慣を身につける
✅ 集中できる環境を作る
✅ 小さな目標を積み重ねる
✅ 親の関わり方を工夫する
✅ 早い段階から学習習慣をつける
これらを意識することが大切です。
ノエクリ富士校では、お子さまの特性に合わせた学習プランをご提案し、受験成功へと導きます。
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投稿者
荷川取
富士校舎の校舎長荷川取です!
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