「小4の算数の壁」にぶつかっても大丈夫!苦手克服のためにできること
2024.9.27 HAKKUTSU野々市校 鶴来校
窪田
今日は、「小4の算数の壁」にぶつかったとき、苦手克服のためにできることについて書きたいと思います。
目次
なぜ小4で算数が苦手になる子どもが増えるのか
1.「応用力」がないと解けない問題が増えるから
3年生までは、たし算やひき算、かけ算九九など、基本的な計算の要素が理解できれば簡単に解ける問題がほとんどでした。
しかし4年生になると、今までならってきた基本的な算数の知識を応用しつつ、発展させなければ解けない問題が増えてきます。
例えば、4年生でつまずきやすい単元に、
・わり算の筆算
・小数の計算
・分数の計算
・がい数の計算
・面積の計算
・単位変換
などがあります。
特に分数や小数といったイメージしにくい抽象的な思考を必要とする単元で、一気に算数が苦手になる子どもが増えるとも言われています。
2.「読解力」が求められる問題が増えるから
また、4年生になると、算数の文章問題も内容が一気に複雑になります。
3年生までは、文章に出てくる数字を何となく使えば正しい答えが出せるものがほとんどだったかもしれません。しかし4年生になると、算数独特の用語や複雑な公式が増え、文章に何が書いてあるのかを正しく理解しなければ、正しい式を立てることができなくなってしまいます。
そのため算数でも、問題を論理的に正しく理解する「読解力」が必要になってきます。
「小4の算数の壁」にぶつかったらすぐにやるべきこと
1.1~3年生までの内容に戻って、しっかりと理解できるまで復習する
2.計算力を鍛える
「算数の壁」を克服するためには、計算力を身につけることも大切です。
簡単な計算ができなかったり、計算ミスが多かったりすると、答えを出すまでに時間がかかってしまい、算数がさらに嫌になってしまう可能性があります。
1日10問解くだけでも1ヶ月で300問解くことができるので、確実に力がついていきます。速く正確に答えを出せるようにするためには、何度も繰り返し練習する必要があります。計算練習をすることは算数の苦手克服にはとても効果的だと思います。
苦手な算数を「得意」に変えるためにできること
1.読解力を鍛える
算数の文章題を得意にするためには、読解力を鍛える必要があります。
読解力を鍛えるためには、本を読むことが効果的です。文章に対する苦手意識を減らし子どもたち自身が楽しめるよう、まずは興味のある内容の本や好きな内容の本から始めましょう。
文章を読むときは「誰が」「何をした」というように、主語・述語の関係を意識させることが大切になります。
国語力は、全ての科目の土台となるものですし、5年生、6年生、中学生になるにつれてさらに文章は複雑になっていきます。今からでも全然遅くはありませんので、ぜひ今すぐ国語力を鍛える練習をしましょう。
2.イメージ力を鍛える
文章問題を解く上で大切なのは、文章で与えられた状況をイメージすることです。そしてイメージしたことを図に表す練習をしましょう。
問題文の場面をイメージし図にすることで、文章題を解くために必要な情報を整理することができます。
3.説明力を鍛える
イメージした後、式を立て答えを求めますが、どうしてそのような式になったのか、どうしてそのような計算をしたのかなどについて子どもたちに説明させることで、理解が深まります。また1人で問題に取り組むより、ときには会話を交えながら問題を解くことで、楽しく勉強することができると思います。
まとめ
投稿者
窪田
野々市・鶴来校舎の窪田です!
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