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【富士鷹岡校】難関大学志望者必見!学校や英会話・他塾では学べない英語長文読解講座(ノエクリグループ)

荷川取

こんにちは。進学塾Oasisの荷川取です。

今回は、難関大対策の授業例(英語長文読解)を1つ取り上げます!
全部読めば、「なぜOasisが難関大入試に強いのか?」「長文読解で得点できる理由」がきっと分かります。
※「ノリ」や「なんとなく」「センス」とは真逆の読み方になるため、少し長い記事となりますが、「英語の得点力をつけたい人」は必ず読んでください。

今回は一橋大学の過去問です。時間がある人は是非挑戦してみてください!

一橋大(2007)一部抜粋 【制限時間5分】

 Contrary to popular belief, reseachers have found that men gossip just as much as women. In one English study, both sexes devoted the same amount of conversation time ( about 65 per cent) to social topics such as personal relationships; in another, the difference was found to be quite small, with gossip accounting for 55 per cent of male conversation time and 67 per cent of female time. As sport and leisure have been shown to occupy about 10 per cent of conversation time,(1)discussion of football could well account for the difference.
 …
問1 下線部(1)はどういうことか。日本語で説明しなさい。

    さあ皆さん解けましたか? 「こんなの簡単じゃん!」と思った方、以下のような回答になっていませんか?

「サッカーの議論がその違いを十分に説明できる(だろう)」

・・・実は、この回答だと×になってしまうんです。なぜでしょうか? お気づきの方もいるかもしれませんが、問題文にヒントがあります。 「どういうことか。日本語で説明しなさい」と書かれているため、ただ下線部を和訳するのでは正解にはしてもらえないんです。設問の条件にはこだわることが大事です。

「サッカーの議論が、男女の会話時間に占める噂話の割合の差を説明している」

こちらはもう一歩ですが、このままだと×。

それではどう説明していくのかというと、

を作り上げることがポイントになります。一橋大学はそれができる人を求めているんです。

本題に戻ります。でも、『主張を的確につかまえる』なんて言われても困りますよね。

そこで、Oasisでは、以下の3つを満たすかどうかで主張をつかまえていきます。

①内容が一般的・抽象的である。 ②時制が現在または現在完了形である。 ③英語という言語の性質上、大文字の逆接(But、Howeverなど)の後・段落の始まり・終わりに主張が来る可能性が高い!

↓↓

①内容が一般的・抽象的である。

「一般的・抽象的」という言葉は、「あいまい」という意味ではないですから注意してくださいね。また、「みんながすでに思っている・知っていること」を指す「一般論」とも違います。 「一般的・抽象的」とは「より多くの人(こと)に当てはまる」という意味です。特定のだれかだけの話は主張にはならないということですね。

②時制が現在または現在完了形である。

国語の現代文と同様、あくまで現代社会に対してのメッセージです。だから、現在時制・現在完了形に注目すれば良いのです。過去形は、「主張を裏付ける過去のエピソード」や「過去と現在の対比」として出てくるにすぎません。時制を見れば判断できるだなんて、日本語よりよっぽど探しやすい気がしてきませんか?

③英語という言語の性質上、大文字の逆接(But、Howeverなど)の後・段落の始まり・終わりに主張が来る可能性が高い!

これはそのまま。注意すべきは「可能性が高い」だけで、100%ではありません。あくまで、①②と合わせて総合的に判断することで、的確に主張をつかまえることができます。

さあここまで読んだ人は主張をつかまえられるはずです!もう一度見てみましょう。

Contrary to popular belief, reseachers have found that men gossip just as much as women. In one English study, both sexes devoted the same amount of conversation time ( about 65 per cent) to social topics such as personal relationships; in another, the difference was found to be quite small, with gossip accounting for 55 per cent of male conversation time and 67 per cent of female time. As sport and leisure have been shown to occupy about 10 per cent of conversation time,(1)discussion of football could well account for the difference.

見つかりましたか? 主張となるのは、段落の1文目である

ですよね。(みんなは男性よりも女性のほうが噂話をすると考えがちだけど)実は男女の噂話の量は同じだと言っているんです。

この文は、①すべての男女の話(2文目以降で「イギリスでの研究対象の男女」の話へと具体化されている)、②時制は現在完了形、③段落の始まり、の3つの要素を兼ね備えています。だから主張になると判断しましょう。

説明の方向性は「男女は同じくらい噂をする」に決まりましたね。残るは「その差」の説明です。数字があるので見つかりやすいですね。

…the difference was found to be quite small, with gossip accounting for 55 per cent of male conversation time and 67 per cent of female time. 噂話が男性の会話時間の55%を占め、女性の会話時間の67%を占めている。

「その差」=「男女の会話時間における噂話が占める割合の差」となります。ここで絶対に間違えてはいけないのが、「男女の会話時間に占める噂話の割合には差がある」だけの解答にならないようにすること。「差がある」としてしまうと、先ほどの主張の方向性とは真逆に進んでしまいます。なんとなく読んでいる人は「差があるんだ。はじめの言っていることと変わった!」と混乱してしまいやすいです。しかし、筆者の主張は文章中で必ず一貫しています。 このようにして主張をつかまえて解けるからこそ、Oasis生は他の受験生と差をつけられるんです!

主張とその差の説明を入れ込んだ解答例です。主張をつかまえられていますよとアピールしましょう。↓

「サッカーの議論が、男女の会話時間における噂話が占める割合の差を表しており、実際には同じくらい噂話をしているということ」

みなさんも、英語で勝ちに行きませんか? 気になる方は是非一度Oasisの授業を受けに来てくださいね!

投稿者

荷川取

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